『悪くない。でも、なんだか違う。』は、ブランドを見直すサインかもしれない。」
ロゴが悪いわけではない。
Webサイトも、それなりに整っている。
SNSの発信も続けている。
でも、なんだか今の自分たちとは違う気がする。
そんな感覚を持つことがあります。
「もう少し今っぽくした方がいいのかな」
「ロゴを変えたら、しっくりくるのかな」
「Webサイトを作り直した方がいいのかな」
そう考えて、まず見た目を変えたくなることもあると思います。
けれど、こうした違和感があるとき、
必ずしもデザインそのものに問題があるとは限りません。
その前にある「ブランドの軸」と、
今の事業との間にズレが生まれていることがあります。
事業が変われば、ブランドも変わっていく
事業を続けていると、少しずつ変化していきます。
始めた頃にはなかったサービスが増えたり、
お客様との関わり方が変わったり、
届けたい相手が見えてきたり。
経験を重ねることで、
「私は、これを大切にしたい」
「この仕事を通して、こんな未来をつくりたい」
「こういう方と仕事をしていきたい」
ということが、以前よりはっきりすることもあります。
事業が育っているのに、
ブランドだけが立ち上げた頃のままだと、
少しずつズレが生まれていきます。
昔決めたコンセプト。
昔つくったロゴ。
昔書いたプロフィール。
昔考えたサービス紹介。
一つひとつは悪くない。
でも、今の自分たちを表しているかと聞かれると、少し違う。
その「なんだか違う」という感覚は、
事業が前に進んできたからこそ生まれるものでもあります。
リブランディングは、全部を捨てることではない
「リブランディング」と聞くと、
ロゴを一新する。
名前を変える。
Webサイトを全部作り直す。
そんな大がかりなものを想像されるかもしれません。
でも私は、
必ずしも全部を変える必要はないと思っています。
これまで大切にしてきたもの。
お客様から評価されているもの。
そのブランドらしさとして根づいているもの。
残すべきものは、残す。
一方で、
今の事業には合わなくなっているもの。
これから目指す方向とズレているもの。
言葉にできていなかったもの。
そこは、今に合わせて整えていく。
リブランディングは、
これまでを否定してゼロから作り直すことではなく、
これまで積み重ねてきたものを見つめ直し、
今とこれからに合う形へ整えていくこと
だと考えています。
ロゴを変える前に、考えたいこと
「ロゴを新しくしたい」というご相談をいただいたときも、
私はすぐにデザインから考えるわけではありません。
なぜ変えたいと思ったのか。
今の事業は、どんな状態なのか。
誰に、何を届けたいのか。
お客様からは、どんな存在だと思われたいのか。
これから、どんな事業にしていきたいのか。
そして、
何は変えたくなくて、何を変えていきたいのか。
ここを整理していきます。
ブランドの軸が見えてくると、
ロゴを変える必要があるのか。
色だけを見直せばいいのか。
言葉を整える方が先なのか。
サービスそのものを整理した方がいいのか。
必要なことも見えてきます。
だから、最初から
「リブランディング=ロゴ変更」
ではありません。
「違和感」は、無視しなくていい
明確な問題が起きているわけではない。
売上が急に落ちたわけでもない。
誰かから「変えた方がいい」と言われたわけでもない。
それでも、
「なんとなく今のままでは違う気がする」
という感覚がある。
こういう違和感は、
意外と大切だと思っています。
自分の中ではすでに、
事業の次の姿が見え始めているのに、
ブランドの見せ方がまだ追いついていない。
そんな状態なのかもしれません。
整える。だから、動ける。
ブランドの軸が整うと、
デザインを統一できることだけがメリットではありません。
新しいサービスを始めるとき。
誰かと協業するとき。
発信するとき。
デザインをつくるとき。
何かをやるか、やらないか決めるとき。
「私たちは、何を大切にしているのか」
立ち返る場所ができます。
正解を誰かに決めてもらうのではなく、
自分たちの基準で選べるようになる。
そのためにブランドを整えるのだと、
私は考えています。
「悪くない。でも、なんだか違う。」
もしそんな感覚が出てきたら、
すぐに何かを作り直すのではなく、
今の事業と、
今掲げているブランドを
一度並べて眺めてみてもいいかもしれません。
その違和感は、
ブランドが合わなくなった証拠ではなく、
事業が次のステージへ進もうとしているサイン
なのかもしれません。
Solettaでは、想いや“らしさ”を整理し、
ブランドの軸を言葉とデザインに落とし込んでいます。
ブランド設計・リブランディングから、
ロゴ、Web、紙もの、発信まで。
「何を変えればいいのか、まだ分からない」
という段階からでもご相談いただけます。

